食戟のソーマ:第288話「破格の定食」
※2018年11月19日発売週刊少年ジャンプ51号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
「数万出しても惜しくない、ゆきひら自慢の品がある」
そう告げた創真の後ろ姿を見つめる司。
ランタービは司に、判定は済んだから下がれと告げる。
そして、コンビニ並んでいる雑誌で司について調べ、どのグルメ雑誌でも特集が組まれるほどの人物だと知る。
平凡なコンビニ食材で高級料理を創り出すというお題に苦しむ参加者たち。
そんな中、500ドル台をたたき出した司に対して、「さすがという他ない」と感じていたランタービ。
一方で、定食屋の一品を出すと言った創真は何を考えているのか…と量りかねていると、大量の食材をカゴに入れた創真がコンビニから出て行く。
在庫を無駄に消費するなと注意するランタービに、ちゃんと全部使うと答える創真。
また、創真の調理を見ていた参加者たちも、メイン食材となるようなものが見当たらず、手当たり次第に開封しては調理しているだけのように見えるのだった。
合格者もチラホラ現れ始めたその時、ランタービのもとに創真がやってくる。
提出したのは…「季節外れの必殺おせち」だった。
充実したおかずの種類を見て、この短時間でスゴイ作業量をこなしたと驚く大泉たち。
しかし、本来おせちは厳選された食材を数週間かけて仕込み、調理するもの。「付け焼き刃ね」と認めようとしないランタービ。
創真に「それは食べてみなきゃわからない」と言われ、一口食べる。
「ほらみなさい。さっきのマイナス14ドルの料理と同レベルね」
掛け算になっていないと否定しつつも、食べる箸が止まらない。
最終的には重箱を持ってがっつく姿を見て、何があったのかと驚く大泉たち。
さらに、コンビニ料理の総菜を的確に利用してはいたが、厳しいランタービを満足させるレベルではないと考える。
「このおせちは…”コース料理”なんだわ…!」
どこから食べ始めても、どの順番で食べ進めても、次のおかずが食べたくなるように設計されているとランタービ。
「いうなれば…一品の中の”規定ルートなきコース”!私が今まで食べてきた中で、最も自由なコース料理だわ!」
なぜこの短時間で作り上げることができたのかと問われ、すでに仕込み・加熱・調味が完了しているコンビニ食材だったからだと答える創真。
(まさか「足し算」のゴリ押しで、この試練に挑んでくるなんて!!!)
箸が止まらないランタービに、おせちの金額を聞く創真。
(以下、取り立て屋の創真に身ぐるみ剥がされるというランタービの妄想)
創真『破産するのは…どっちでっしゃろなぁ…?』
ランタービ「ちょっと待って…っ、悪かったわよ。だから…ゆ…許してっ」
創真『あきまへん…身ぐるみ剥いででも取り立てまっせーー!!』
ランタービ「やぁあああーー!!」
(妄想ここまで)
「ご……」
ランタービ「合格よっ!!」
創真「御粗末!!!」
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