獣になれない私たち:第8話|全話あらすじ&ネタバレ

獣になれない私たち:第8話(11月28日放送)あらすじ

恒星(松田龍平)は、呉羽(菊地凛子)の夫でヒットゲームクリエイター・橘カイジの会社の上場を手伝うことを決めるが、打ち合わせを何回も直前にキャンセルされていた。それを聞いた晶(新垣結衣)は、「呉羽が乗り気なだけで、本当はカイジは恒星を意識していて会いたくないのではないか?」という仮説をたてる。

遂に晶は、ツクモ・クリエイト・ジャパンの業務改善に向けて積極的に動き出した。社長の九十九(山内圭哉)にスタッフを増やすことを提案すると思いの外あっさりと採用を任され、はりきる晶。そして…面談の日にあらわれた応募者は、京谷(田中圭)の元彼女・朱里(黒木華)だった!

一方、会計監査の仕事中の恒星に一本の電話が。

それは、行方不明中の兄・陽太(安井順平)が酔っ払いの財布から金を盗もうとして警察に捕まったという連絡だった。処分が決まるまで自分の事務所に連れてきた恒星だったが、目を離した隙に陽太が事務所から逃走!

恒星は晶に、自分がなぜ兄のことが大嫌いなのか、2人の間に起こった過去の出来事を話しはじめる…

出典:公式サイト

陽太は福島にある実家の海産物加工工場を継いだが、震災で経営状態が悪くなり、どうにもならなくなった時に恒星が救いの手を差し伸べた。

そのせいで陽太は失踪し、恒星自身も粉飾決済に手を染めることに。

「いい人の末路って悲惨だよな」

陽太を助けたのは「いい人」の兄が、どんな顔をするか見てみたかったからだと話す恒星。

「お兄さんを助ける理由っている?男のプライドって面倒くさいね」と晶。

晶の会社で働き始めた朱里だが、初日から寝坊し遅刻してしまう。晶はなんとか説得し出社させるが、そこへ書類を提出しに京谷が現れる。

朱里が働いていることを隠すため、なんとかごまかす晶。しかし、京谷が書類を渡し帰ろうとしたその時、朱里が手土産を持って見送りをする。

何が何だかわからず唖然としながら出て行った京谷を見て、笑いあう晶と朱里。

カイジのもとを訪れた呉羽は、二人のスクープが雑誌に載ってしまうと聞かされる。しかし、年齢が間違っていることと、せっかくなら会社名まで載せてくれたら宣伝になったのにと指摘するだけで、あまり驚いていない様子。

晶が仕事終わりに5tapで飲んでいると、京谷が現れる。

朱里のことや京谷の父が亡くなったことなどを話す二人。

京谷は「恒星って人と付き合うの?」と聞くが、「ただの飲み友達」と答える晶。

恒星が事務所へ戻ると、監査の手伝いをしている会社の社員で、経理部長の横領を内部告発したオオクマが現れる。その頃、晶は恒星の事務所前で陽太と遭遇する。

「部長に一矢報いたい」というオオクマに、「一矢報いたい相手が目の前にいていいですね」と恒星。そして、「震災さえなければ…あんな事故さえなければ、あそこで生きていけたんだ」と力なく語っていた兄を思い出していた。

その頃、晶は陽太と、三郎が働くラーメン屋へ来ていた。仲睦まじく食事をする家族を見つめる陽太。一人では入りづらかったから誘ったと晶。

「お兄さんと私、似てるって言われました」

優等生のお人よしだと恒星に言われたと話す晶に、確かに自分は優等生だったと陽太。そして晶に「32,583円貸して欲しい」と頼む。

ラーメン屋の前で三郎に呼び止められた恒星は楽しそうにラーメンを食べている晶と陽太を見ていらだつ。

晶は恒星に、陽太に頼まれてお金を貸したことを話す。「32,583円。端数までキッチリ。なんだと思う?」と聞く。

翌日、陽太の後をつけた恒星。陽太は毎月別居中の妻に、家賃代の32,000円を送っていたのだった。

陽太の妻に電話で確認した恒星。

「もうお金はいいから、離婚届を送って欲しいと伝えてください」と言われてしまう。

その話を5tapでタクラマカンと話していた恒星だが、隣に座っていた客が話に割りこんでくる。

なんと、その男は橘カイジ(飯尾和樹)だった。

「何度もドタキャンしたお詫びをしたいと思っていたら、呉ちん(呉羽)がほぼ毎日ここにいるっていってたから」

そして、呉羽との出会いや仕事の話を熱く語るカイジ。恒星は夢見がちなカイジの話を聞いて、冷たくあしらう。

恒星のところに警察から電話がかかってくる。陽太は警察に連れて行かれると思っていたが、不起訴になっていた。恒星は警察ではなく、陽太の妻子がいるところへ連れて行こうとしていた。

タクシーを降りて口論を始める恒星と陽太。

「誰に怒ったらいいか分かんないから、お互いに向き合って怒るしかないんだ」

恒星の言葉にハッとする陽太。

歩きながら陽太に実家の解体が終わったことを伝える恒星。二人はそのまま陽太の妻子のもとへ。離婚を覚悟していた陽太だが、「お父さん帰ってきたよ」と喜ぶ娘。そして、妻もまた泣きながら陽太に抱き着くのだった。

帰りのバスで、解体された実家の写真を見つめる恒星は静かに涙を流す。

事務所へ戻る途中、恒星のところへ行こうとしていた晶と遭遇する。晶は恒星と陽太が子どもの頃に遊んだボードゲームをネットオークションで入手していて、「兄弟対決がみたい」と話す。

「兄弟対決は終わった。今度は恒星vs晶だ」と恒星。

ボードゲームで遊びながら、恒星は橘カイジに会ったことを話す。恒星が、陽太が借りたお金を返そうと準備している間に寝てしまう晶。

晶をベッドに運び、静かにドアを閉める恒星。

そして、ガラス越しに晶を見つめ…ほほ笑むのだった。


※誤字脱字・解釈の違いはご容赦ください。

各話あらすじ

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終話

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