食戟のソーマ:第290話「真夜中の真価」
※2018年12月3日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
第三の門へたどり着いた創真たち。目の前には、第二の門までを免除された3人のノワールが。
せっかく裏と表の料理人がいるんだから、審査員じゃなく料理人同士で戦いたいという創真に、次の審査員は昨年の大会で決勝の審査を任された3人だ、甘く見ない方がいいとたしなめるランタービ。
定刻になり、審査員の一人が説明を始めようとしたその時、大画面に本丸からの映像が映し出される。
「なにか御用ですかな?ブックマスター」
審査員の問いかけに、第三の試練を変更し、趣向を変えた選別を執り行うと告げる。
突然のことに説明を求める審査員。
BLUEには次代を担う若く優秀な料理人を決することを意義としているが、もう一つブックマスターの個人的な目的も隠されていた。
「今まで地球上になかった皿…それを創造しうる者を探すこと」
世界中の料理を食べつくしたブックマスターは、新しい味を創ることができる料理人を探すためにBLUEを開催していた。
しかし、”表”の料理人からはいつまでたっても現れない。だから今年は”裏”の料理人を参加させたのだと説明する。
さらに、「表の料理人は引き立て役。裏にしか期待していない」と言い切る。
その言葉を聞き、憤る”表”の参加者たち。
ブックマスターはそれならば…と、その場にいたノワールに牛肉を使って調理してみろと命令する。
それを聞いたノワールの一人が調理を始める。
フライパンで普通に火入れをするが、「仕上げだ」と取り出したのは、チェーンソーにしか見えないカービングナイフ。
そのナイフで、綺麗に焼きあがった肉の表面を傷つけていく。
試食した表の参加者は、あまりの美味さに圧倒される。
その様子を見ていた司は、ナイフにあらかじめシーズニングスパイスが塗されていたと見破る。
そして審査員も試食し、「彼女だけにしか作れない必殺の一品だ」と絶賛する。
「どうだ、こちらのほうが分かりやすいであろう」
ブックマスターは牛肉を調理したノワールを門番に指名し、彼女の腕を越える者しか先へ進めないと宣言する。
コメント