鬼滅の刃:第140話「決戦の火蓋を切る」
※2018年12月22日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
あと一歩のところで、無惨の術によって作り出された空間に落ちてしまった炭次郎たち。
炭次郎は落下しながら、今は珠世が無惨を抑えているが、恐らく長くはもたない。一刻も早く無惨のもとへ戻らなければ、と考えていた。
その時、目前に底が迫る。このままでは叩きつけられて死んでしまうが、体勢が悪く技が繰り出せない。
どうするべきか焦っていると、義勇が手を伸ばし炭次郎を自分の下の階に投げ入れた。
「ありがとうございます!助かりまし…」
炭次郎がそこまで言ったところで、背後から鬼が襲い掛かる。
咄嗟に水の呼吸で鬼を始末する。
「炭次郎!」
義勇が声をかけたその時、ふすまを破り鬼の大群が押し寄せる。
義勇は炭次郎の加勢に加わり、一瞬で鬼たちを滅する。炭次郎がどの技を出すかを一瞬の動きで判断し、お互いに斬り合わないよう自分も技を繰り出していた。
その様子に圧倒される炭次郎。さらに、そんな戦いの後でもまったく無表情な義勇に困惑する。
その頃、ほかの柱たちも鬼の襲撃を受けていた。
弱い部類の鬼だが、かなりの数が襲ってくる。これは自分たちの力を消耗させるためだろうと考える悲鳴嶼。
一緒に行動している時透は、お館様の安否を確認する。
「一足先に逝かれた。堂々たる最期だった」
余命幾ばくもないと悟っていたお館様は、自ら囮になったと説明する悲鳴嶼。
それを聞いた時透は、「お館様は僕が鬼に襲われて生死の境をさまよっていた時、ずっと励ましてくださった。…父のように。無惨は兄だけでなく僕たちの父まで奪った。なぶり殺しにしてやる!」
と、涙を浮かべながら怒りを露にする。
「安心しろ…みな同じ思いだ」
悲鳴嶼もまた、顔に血管が浮かび上がるほどに無惨への怒りを抱えていた。
一方、お館様の死にショックを受けた不死川は座り込んでいた。
(お館様…守れなかった…)
そんな彼に一匹の鬼が襲い掛かる。
一撃で木っ端みじんに切り刻む不死川。
さらに、壁や天井からも続々と鬼たちが現れる。
「次から次に湧く…ゴミ共…かかってこいやァ」
「皆殺しにしてやる」
そう呟いた不死川の頬を涙がつたう。
胡蝶は血の匂いに気づき、扉を開ける。
「あれえ、来たの?わあ、女の子だね!」
「若くて美味しそうだなあ。後で鳴女ちゃんにありがとうって言わなくちゃ」
そこでは、童磨が人を貪り食っていた。。
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