アイテルシー第1話~第3話の感想レビュー
※この記事はネタバレを含みます。また、誤字脱字・解釈の違いはご容赦ください。
俳優の田亀は篠宮という女優が殺害された事件で刑事の二月右近・左近兄弟から事情聴取をされます。その事件は現場の状況からストーカーによる犯行だと思われていました。心当たりを聞かれた田亀は、自分のファンだと名乗る怪しい女性のことを思い出します。
『小柄で白い長髪で赤いチェックの服を着た女性』
それを聞いた左近は部屋を飛び出し、右近は「犯人はもうすぐ逮捕されます」と田亀に告げます。
その後、田亀の家に捜査一課を名乗る女性が訪れます。実は、その女性こそ小柄で白い長髪で赤いチェックの服を着た女性--警視庁捜査一課の刑事・相生りさでした。
そして、りさは田亀に「篠宮さんを殺害したのはあなたですね?」と問いかけます。逃げる田亀を執拗に追いかけるりさ。それはまるでストーカーそのものでした。
田亀に篠宮殺害の証拠を突き付けたりさは、逮捕するのではなく一緒に逃げるよう説得します。
りさは5年前に起きた誘拐事件の被害者で、なぜかその誘拐犯を愛してしまっていました。ちなみに事件はまだ未解決のまま。その事件以来、りさは犯罪者という理由だけで犯人を愛してしまうようになったのです。
りさのストーキングが怖かったのか、田亀は犯行を自供して無事に逮捕されます。しかし、左近はりさのやり方が気に入らない様子。第1話の終わり方からして、りさと左近を中心にストーリーが進んでいく感じでしょうか?(第1話おわり)
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りさの「毒を以て毒を制す(ストーカー行為で犯人を追い詰める)」やり方が気に入らない左近ですが、そんなこともお構いなく順調に「白馬の犯人」を追い詰めて自首させていくりさ。(本人は一緒に逃げたいだけ)次のターゲットは女性を拉致してロリータ服を着せてから殺害するという「ロリータ連続殺人事件」でした。
左近との会話からわかりましたが、右近がりさのやり方を認めないのは彼らの父親が同じようなやり方で殉職していたからみたいですね。
りさはタクシー会社に不法侵入して犯人を特定します。そして犯人が運転するタクシーに乗り込み、睡眠薬が混入している飴を口に含むのでした。(第2話おわり)
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りさが目を覚ますと、口をふさがれて椅子に縛り付けられていました。自ら着てきたロリータ服を見せて犯人を喜ばせようとしますが、「似合わない」と一蹴されてしまいます。そこへ左近が登場し、りさと部屋の奥で捕まっていた被害者を救出します。
別の事件ではりさが危なくなった時、救援要請が通らないことがありました。それはりさが「犯罪を犯して犯人を追い詰めている」からで、警察にとっては使い捨ての駒でしかないということなのでした。
危うい方法で犯罪者と関わるりさが放っておけない左近は、気をつけるように忠告します。左近が去ったあと、自分が被害者だった誘拐事件の書類を見ながら「まだ死ぬわけにはいきません。私は”この人”を…殺さないといけない」と呟くりさ。(第3話おわり)
なんかトリッキーな恋愛刑事モノかと思っていたら、ちょっと一波乱ありそうな展開?次も楽しみ!
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