ウォーキング・デッド シーズン5 第4話:朽ち果てた街で
ベスは病室のベッドで目を覚ます。
窓の外を眺めるベス。ドアを叩き助けを求めていると、誰かが部屋に近づく気配を感じる。部屋に入ってきたのは白衣の男性(スティーブン)と女性警官(ドーン)だった。
二人が自己紹介をし、ベスはアトランタの病院に連れてこられたことを知る。ウォーカーに囲まれていたところを助けた、一つ貸しよ、とドーン。
スティーブンはベスを別の患者のところへ連れて行く。患者は脱水症で心停止しており、回復の見込みはないと言い生命維持装置を外すスティーブン。
驚くベスに、スティーブンはドーンの判断だと言い転化しないようとどめを刺す。二人はエレベーターシャフトに死体を落とす。
ベスが食堂へ行くと、男の警官(ゴーマン)が話しかけてくる。
ゴーマンはベスを助けた際に自分もいた、感謝するべきだと言う。無視してトレイに食事を乗せていると、全部記録する、タダのものはないのだとゴーマン。
ベスは食事を持ってスティーブンのところへ行く。
トレイを渡し下がろうとするベスに、食べないのかと聞くスティーブン。借りが出来るから食べないと言うベスに、ネズミの肉を分ける。
新入りだ、とドーンが患者(トレビット)を運んでくる。部屋を出る警官がドーンに何か耳打ちをし、顔色が変わったドーンはトレビットを助けるようスティーブンに指示する。
スティーブンは助からないと言うが、ドーンは引き下がらない。肺に針を刺し血を抜くと、患者の容体が安定する。
持ち直すのか?というドーンの問いに「無理だ」とスティーブン。すると突然、ドーンがベスの頬を平手で打つ。スティーブンとベスは呆然とする。
スティーブンに傷の手当てをしてもらうベス。着替えるよう言われ新しい服を受け取ると、ポケットに緑色のアメが入っていた。
ドーンとゴーマンがウォーカーに腕を噛まれた女性(ジョーン)を運んでくる。自分で切るか私達が切るか選べと言うドーンを拒絶するジョーン。
スティーブンは麻酔をしようとするが、ジョーンが拒否したのでそのまま切ることに。
部屋を出ようとするベスに、スティーブンとドーンはジョーンを押さえるよう指示する。あいつのところには戻らない、と叫ぶジョーン。
ドーンとベスがジョーンの体を押さえつけている間に、スティーブンが腕を切り落とす。
ベスはリネン室でアイロンがけをしている男性(ノア)と出会う。
着替えのポケットに入っていたアメはノアが入れたものだった。ノアは足の傷を見せ、父親と一緒だったが一人しか助けないと言われ父親を置き去りにされた、時機を見て逃げ出すのだと言う。
仕事をするベスのところへ食事を運ぶドーン。ベスは長居しないからと拒絶するが、ドーンにたしなめられ食事を口にする。
ジョーンの病室で鼻歌を歌いながらモップ掛けをするベス。その時ジョーンが目覚める。ゴーマンに何をされたのか聞くベスに、悪魔との契約には生贄が必要だと言う。
部屋に戻り、マットレスの下に手を入れ何かを探すベス。
そこへゴーマンが現れ、これを探しているのか、と緑色のアメを取りだす。そのアメを自分が舐めてから、正当な持ち主に返したいとベスの口に押し付けるゴーマン。
仕方なく口に入れるベス。そこにスティーブンが現れ、彼女に構うなとゴーマンを一喝する。
なぜ逃げ出さないのかとスティーブンに問うベス。スティーブンはベスを地下へ連れて行き、鉄格子のついた窓をパイプで叩く。するとウォーカーの大群が現れ、「これが逃げない理由だ」と言うスティーブン。
屋上へ行く二人。
病院に立てこもるようになった経緯について、ドーンとハンソンという警官が病院内にいた人達を公園へ避難させたが、爆撃され全員亡くなった、食料などを調達しに街へ出た時、ひどいやけどを負った少年を見つけたスティーブンは、元気になったら働いて埋め合わせをさせることを提案しそれが定着したのだと説明する。そしてベスに、「クロザピン75mm」をトレビットに投与するよう頼む。
ベスが指示された通りに薬を注射すると、トレビットは苦しみだし絶命する。そこへドーンが現れ、転化しないようハサミでこめかみを刺す。
ベスと居合わせたノア、そしてスティーブンを問い詰めるドーン。ノアがベスをかばい、ゴーマンに連行されてしまう。ベスはスティーブンに指示された薬を投与したと言うが、スティーブンは否定する。
ドーンがベスのところへきて、なぜ嘘をつくのかと責める。ベスもノアの嘘を知っていてなぜ罰するのかとドーンに詰め寄る。
一人のミスが命取りになる、ベスの仕事は管理者を喜ばせることだと言うドーン。刃向うベスの腕を掴み、リストカットの跡を見せながら死ぬのは勝手だが人の命を脅かさないでと言う。
ノアに会いに行くベス。ノアの顔には殴られた跡が。二人は病院を脱出する決心をする。
ノアがドーンを引きつけている間に、ベスがドーンのオフィスでエレベーターの鍵を探すことに。
物色していると、引き出しの中から財布を発見、その中にあったIDカードを見て顔色が変わるベス。そして床にジョーンが血まみれで倒れているのを発見する。
なんとか鍵を見つけたその時、オフィスにゴーマンが入ってくる。ベスはドーンの命令だと言うが、嘘だと見抜かれる。
黙っていてやるからと、ベスの体をまさぐるゴーマン。その時、床で絶命していたジョーンが転化し目覚める。
アメが入ったガラス瓶でゴーマンの頭を殴りつけるベス。倒れたゴーマンは、転化したジョーンに食われてしまう。ゴーマンの銃を取り、その場を後にするベス。
廊下でドーンに呼び止められたベスは、ジョーンがゴーマンとオフィスで待っていると告げる。ベスとノアはエレベーターまで来ると、タオルを繋げて作ったロープで下まで降りる。
二人はなんとか外へ出るが、辺りはウォーカーだらけだった。
もう少しで敷地から出るところで、ベスが警官に捕まってしまう。逃げ切ったノアの姿を、拘束されながら見つめるベス。
ドーンのもとへ連れてこられるベス。ゴーマンにされたことやジョーンのことを話し、あなたのせいでみんなが犠牲になると言い殴られてしまう。
ベスはスティーブンに、トレビットは医者で、自分が追い出されるから殺したのかと問い詰める。ベスがオフィスで見つけたIDはトレビットのものだった。
トレビットはガン専門医で、スティーブンの知り合いだった。彼が回復すれば追い出されるかゴーマンに殺される、仕方のないことだったと言うスティーブン。
廊下を歩くベス、手にはハサミを隠し持っている。その時、誰かが運ばれてくる。
ベスが見たのは傷だらけで気を失っているキャロルだった…。
※誤字脱字、解釈の違いはご容赦ください。
合わせて読みたい

【シーズン5】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話
コメント