猫かあさんの勝手にゲームレビュー『ブレス オブ ファイア5 ドラゴンクォーター』
この作品はブレスオブファイアシリーズの中でも賛否両論ありますが、1作目から遊んでいる私は文句なしの「大絶賛」です。それまでのライトファンタジーな世界観から暗い地下世界で不遇な少年少女が地上を目指すダークファンタジーな世界観へ変わってしまったこと、お楽しみの一つだった釣りやキャンプが登場しないこと、戦闘システムが複雑になってしまったことなどが往年のファンから支持されなかったのかもしれません。
ブレスオブファイアシリーズとして考えるとだいぶ変わっちゃったな感は否めませんが、遊んでみたらそんなこともお構いなしになるくらい面白かったです^^
エンディングは大号泣
ファミコン時代から様々なゲームで遊んできましたが、エンディングで声を出して泣いたのはこの作品だけです。終盤で流れる鬼束ちひろさんの歌声も相まって、つらい戦いがやっと終わった安堵感とリュウたちとの旅が終わった寂しさが胸に沁みわたります。YouTubeを探せばエンディング動画は出てきますが、そこに至るまでのストーリーありきの涙なのでぜひ遊んで体験していただきたい!
主人公とヒロインはシリーズ共通
ブレスオブファイアは主人公が竜に変身できる少年「リュウ」、ヒロインは翼の生えた少女「ニーナ」という部分がシリーズ共通になっています。今作も同じく主人公は竜に変身できる少年ですが、ニーナはシリーズでおなじみの白い翼ではなく赤い翼のようなものが背中から生えています。ストーリーを進めると、それが汚染された空気を浄化するために人体実験で改造された肺の一部であることが判明。
……もうこの時点でニーナが不憫すぎませんか?泣
ボッシュというメンヘラ少年が物語を面白くする
リュウはゲーム開始直後、ボッシュというパートナーと行動を共にしています。ボッシュは優秀でエリートコースまっぐら。それに対しリュウは落ちこぼれのお先真っ暗コース。お前と俺は生きる世界が違うんだよ的な態度のボッシュくんですが、任務の途中で行方不明になったリュウが竜の力を手に入れて、再会した時にはものすごく強くなっていてビックリ。何度も打ち負かされてメンツは丸つぶれ、エリート街道からも脱落してしまいます。
初めての挫折を味わったボッシュくん。ただ鼻につくトンガリ野郎でしたが、「あいつなんかに……俺が負けるわけがないんだ!」と、メンヘラサイコ野郎にパワーアップ。ダークファンタジーな今作では最高のヒールキャラに変貌を遂げることになるのです。ダークな世界観が好きな人は、ボッシュがだんだん壊れていく様子を気に入ってもらえると思います♪
暗い話は無理?だったら1作目~4作目がおすすめ
1作目~4作目は王道のファンタジーRPGで、ライトだけどしっかりと作りこまれたストーリーが面白くてついつい夢中になっちゃいます^^ 無駄に中毒性のあるミニゲーム「釣り」にハマって「うそだろもうこんな時間!?」と時計を二度見した経験があるのは私だけじゃないはず。
長々と個人の感想を書きなぐってみましたが、一部の懐ゲー好きには刺さったと信じてます!w
以上、猫かあさんの勝手にゲームレビューでした♪
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