食戟のソーマ:第285話「最後の晩餐」
※2018年10月29日発売週刊少年ジャンプ48号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
\前話のあらすじはこちら/

「最後の晩餐」というお題に対して怒りを露にする創真。
創真『見てろよ…あのじーさん
俺のこの料理で…横っ面ひっぱたいてやるぜ…!』
その頃、審査者の時山は係員に現役時代の武勇伝を語っていた。
老いてはいるが、味への眼力は健在だと感じる係員。
西関東に本部を置く指定暴力団「英集組」!
その先々代・先代・そして当代組長の三代に渡って
専属料理人を任されていたのがこのご老人なのだ
『”表”の料理人は取るに足らぬ者ばかりじゃのう』
そこへ突然現れる創真。
「”表”をナメきるのはまだ早いってことを教えてやりますからね!」
ケンカ腰の創真に退出を促す係員。
心証が悪くなれば判定に影響がでるかも…と言われ、
「このじーさんは絶対そんなマネできねーんで」
と言い残してその場を離れる創真。
そして、第一関門突破をかけて作り上げた品は…
”もなか”だった。
時山『これが侮辱ならばその報いを受ける覚悟はあるんじゃろうな…?』
凄みをきかせる時山。
創真「おあがりよ」
時山は”もなか”を一口食べた。
な…何じゃ!?
全身の細胞が…血が…筋肉が…
奮い立ち躍動していくようじゃ!
一瞬にして筋肉隆々になる時山。
創真が作った”もなか”は甘い和菓子ではなく、アンコウの肝を使った『あんきもなか』だった。
美味しいだけではなく、食欲がどんどん湧いてくることを不思議に思う時山。
創真「この品は…食事処ゆきひら裏メニューその44。常連さん限定の”お通し”なんす」
そして、「年老いて自分で料理が作れなくなっても、立派な歯があるうちはいろんな品を味わい尽くせる」それなのに『最後の晩餐』というお題を選んだことが気に入らなくて怒っていたのだった。
こりゃいよいよダメだなてなったそん時は、うちの店に来てくださいよ。
そん時、俺が出させてもらう品だけが
あんたへの「最後の晩餐」っす
この品は…それに繋がる
「さいしょの一皿」っすね
時山はその言葉に、英集組組長との会話を思い出していた。
(料理ができなきゃもう…何も残らんのですよ…)
時山『第一の門くぐってよし!』
オモチャの拳銃を撃つ時山。
彼は、オモチャの拳銃のほかに実弾入りの拳銃も用意していた。
料理ができなくなったことに絶望した時山は、BLUEの審査が終わったら自ら命を絶つつもりでいたのだ。
だが、創真の言葉と料理で思いとどまったのだった。
第二の門へ進む創真。
その知らせを聞いた特等執行官は、簾の向こうで不敵に笑っていた。。
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