食戟のソーマ:第284話「死にゆく料理人」
※2018年10月22日発売週刊少年ジャンプ47号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
\前話のあらすじはこちら/

いよいよ第一の門の試練が始まる。
最初の試練は「審査者」を満足させる一品を出せばクリアというルール。
そして、その「審査者」とは…数年前まで日本を本拠地に活動していた元・真夜中の料理人で、彼が味わう「最後の晩餐」にふさわしい一皿を出すことがお題だった。
審査者の時山は車いすに乗り、余命いくばくもないような老人。
しかし、現役の頃は屈強な腕と鋭い眼光であらゆる敵をねじ伏せる「無頼漢」として恐れられていた人物だった。
料理を出すチャンスは1回のみ。タイムリミットは2時間。
「最後の晩餐」という曖昧過ぎるテーマにうろたえる参加者たち。
5分間、時山へインタビューができると聞き殺到するが、創真は微動だにしなかった。
そんな創真に声をかけたノワールの男に
「なーんか…気に食わないんですよね。この試練の仕組み自体が…!」
と答える。
一方、参加者の質問にのらりくらりと答える時山。
一見すると弱り切った老人にしか見えないが、その目には鋭い光をたたえていた。。
参加者がどんどん不合格になるなか、ノワールメンバーだけは順調に合格を手にしていた。
(くひひひ…悪いねぇ。この試練 実は、俺たちノワールにとってのラッキー&サービス問題なのさ)
創真に話しかけた男も合格する。
参加者は審査をする時山をただの老人と思い料理を作っているが、それ以前に「元ノワール」であることが重要だった。
さらに…
(こういうお題は”裏”の世界じゃ日常茶飯事なのさ)
組織内で処刑を待つ者の最期の食事を依頼されたり、獄中で臨終しそうな者へ差し入れをするなど…
この試練をクリアするためには、『もう死んでもいい』を思わせるような全力の品をぶつける必要があったのだった。
「表の料理人にとってはかなり不利なお題だったな」
ふと創真を見るノワールの男。
『最後の晩餐だぁ?気に食わねーなぁ…!!』
料理も作らず、ただ怒り続ける創真。
その怒りの矛先は…!?
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