食戟のソーマ:第292話「持つ者と、持たざる者」
※2018年12月17日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
『「異能」…でしたっけ?何のことかよくわからないけど、とにかく必殺料理を出してみろって話なら全力で皿に向かうだけさ』
そう言って、司は騎士の剣のようなグレーターを取り出す。
「さぁ…切り合おうか…!」
司は牛フィレ肉をグレーターでおろし始める。
一方、塊肉をオーブンで加熱した恵は、様々な調理器具を手に持つ。
彼女は料理を”魅せる”術に長けていた。
美味しさを増大させるアレンジ能力で、牛フィレ肉を大輪の牡丹に見立てて飾る。
「オレも”裏”の方々ほどではないが、少し変わった道具を持っているのでね」
そう言って、タクミはメッザルーナを取り出す。
彼らの様子を見ていたサージェは、「表にも骨のある者はいたか」と呟く。しかし、成す術もなく立ち尽くしている他の参加者を見て、「調理台に向かう覚悟なき者は今すぐ立ち去れ!」と吐き捨てる。
ここまでの様子を黙って見ていた創真はニヤリと笑う。
時は進み、第三の試練終了から数時間後。
本丸へ続く最後の門が開く。
そこには、今か今かと待ちわびている多くの観客の姿があった。
1対1の料理対決…最初に呼ばれた料理人は赤コーナー「女軍曹」サージェ。
対する青コーナーは…創真だった。
対峙する二人。
創真「なに怪訝な顔してんすか?軍隊のおねーさん!」
サージェ「何者なのだ…貴様は…!?」
いよいよ、熱戦が始まる!
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