鬼滅の刃:第139話「落ちる」
※2018年12月17日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
産屋敷耀哉
享年二十三
病の進行によって足腰が立たなくなり
床から動けなくなるまで
亡くなった鬼殺隊員の墓参りを一日も欠かしたことがなかった
悲鳴嶼が初めて産屋敷に出会ったのは十八の頃。その時、耀哉は十四だった。
子どもたちを殺したと疑われ投獄された時に救い出したのが産屋敷だった。
「君が人を守るために戦ったのだと私は知っているよ」
「君は人殺しではない」
無惨が産屋敷邸に現れる数日前、耀哉は悲鳴嶼に「五日以内に無惨が現れる。私を囮にして、無惨の首を取って欲しい」と話していた。
ただの勘だ、と笑う耀哉だったが、産屋敷一族は凄まじい”勘”によって財を成し、幾たびの危機を脱してきていた。
そして、耀哉の勘は当たり、無惨は産屋敷邸で罠にはまるのだった。
悲鳴嶼に棘鉄球で頭部を粉々にされても、恐ろしいスピードで再生する無惨。
やはり!お館様の読み通り
無惨…この男は
頸を斬っても死なない!!
耀哉は無惨を滅ぼせるのは日の光のみで、首を切り落としても死ななかった場合は日が昇るまでの持久戦になる、と予想していた。
(夜明けまで、この化け物を日の差す場に拘束し続けなければならない)
無惨は掌から有刺鉄線を出現させ、悲鳴嶼に反撃する。それを岩の呼吸で防いだその時、ほかの柱たちが到着する。
「テメェかァアア!お館様にィィ何しやがったァァ!!」
襲撃者の姿を確認した不死川は怒りを露にする。
そして、到着した柱たちに向かって悲鳴嶼が叫ぶ。
「無惨だ!鬼舞辻無惨だ!!奴は頸を斬っても死なない!!」
「無惨」の名前に反応する柱たち。
そして…
「無惨!!」
炭次郎の叫びを合図にするかのように、攻撃態勢に入る。
それぞれが無惨に襲い掛かったその時、足元に開いた障子が現れて落ちてしまう。
「これで私を追い詰めたつもりか?貴様らがこれから行くのは地獄だ!!」
「目障りな鬼狩り共!今宵皆殺しにしてやろう!」
無惨のあざ笑うかのような言葉に、反論する炭次郎。
『地獄に行くのはお前だ、無惨!!絶対に逃がさない!必ず倒す!!』
「やってみろ!できるものなら!竃門炭次郎!!」
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