約束のネバーランド:第122話「本心」あらすじ
※2019年2月9日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
安堵感からか寝坊をしてしまうエマ。
ダイニングへ行くと、他の子どもたちもオリバー以外は寝坊したと口々に話していた。
ノーマン・レイと夜遅くまではしゃいでいたエマはそのまま寝入ってしまい、ザックがベッドまで運んだのだった。
一方、ノーマンはすでに執務を行っていた。
部下のヴィンセントはいつものボスに戻っていてつまらないと告げる。
「からかうな。無駄口はいい。計画の修正だ」
ノーマンはエマたちが薬を手に入れるために農園に侵入した際、警備が強化されていたとの報告をハヤトから受けていた。
また、その時にエマたちGF脱走者の生存が明らかになってしまった。
鬼たちよりも先に手を打つために、計画を早める必要があるとヴィンセントに指示を出すノーマン。
そして、何者かに宛てた手紙をヴィンセントに託し、「急ぎ例の会談の手配を頼みたい」と告げる。
その頃、エマたちは洗濯物を干していた。
ノーマンの計画を聞き安心しきっている子どもたちだったが、レイは「ノーマンの策がどんなものか気になる」とエマに話す。
心配はいらないと返すエマに、「本当に『よかった』?」とレイ。
本当は、鬼を絶滅させるというノーマンの計画が嫌なのでは?とエマを問いただす。
「それはお前が望む未来じゃないんだろ?」
そう言われたエマは、喜ぶ仲間たちを見て言えなかった言葉を吐き出し始める。
「私…鬼を殺したくない」
皆は喜んでいるのに、これが幸せなのに。
自分は鬼の幸せまで考えてしまう。
食べられたくないし、絶対に誰も食べさせたくはない。
敵だと分かっているけれど、「鬼と私たちの何が違うんだろう」と考えてしまう。
人間を食べるから、敵だからといって根絶やしにしていいのだろうか。
「それに…ムジカは友達なんだよ」
エマの本心を聞いたレイは、なぜ昨日言わなかったのか問う。
鬼を全滅させることがみんなの願いだから言えなかった。人間を食べ続けなければ退化してしまうなら、”七つの壁”も”約束”も意味がない。
他の選択肢はどこにもない。
「どうしようレイ…。私…どうすればいいかわからない」
エマは今にも泣き出しそうな顔でレイに訴えるのだった。。
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