鬼滅の刃:第142話「蟲柱・胡蝶しのぶ」あらすじ
※2019年1月21日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
幼い頃の童磨。
彼の両親は極楽教を作り、童磨を神が見える神童として崇め奉った。
極楽教の信徒は童磨に泣きすがり、極楽へ導いて欲しいと頭を下げる。
童磨は泣いた。頭の悪い人々が可哀想で泣いた。
神や仏など存在しない。何十年も生きていて、そんな簡単なことも分からない彼らが哀れだった。
そんな気の毒な人たちを幸せにしてあげたい、助けてあげたい。そのために自分は生まれてきたのだと思っていた。
現在に戻り、胡蝶の毒を5回喰らった童磨。
「これもダメだね、効かないや」
胡蝶は童磨の血鬼術で肺にダメージを受けていた。
「肺胞が壊死してるから辛いよね」
余裕を見せる童磨に、連撃で大量の毒を撃ち込む胡蝶。
素早い攻撃を受けて血を流す童磨だが、胡蝶も斬られていたのだった。
「毒じゃなく頸を斬れたら勝てたかも」
「あー無理かぁ。君小さいから」
膝をついて血を流す胡蝶は「小さい」と言われて姉・カナエとのやり取りを思い出す。
あとほんの少しでも体が大きかったら
鬼の頸を斬って倒せたのかなぁ
カナエは華奢ではあったが、自分よりも背が高かった。
身体が大きな悲鳴嶼が羨ましかった。
「多分しのぶは…」
そこでやめたカナエが死の間際に言おうとしたのは…
『あの鬼に負ける』
そう言おうとしてやめたのだと気づいていた。
肺を斬られて息ができない胡蝶の前に、カナエの幻が現れる。
「しっかりしなさい。泣くことは許しません」
立ちなさい、とカナエに言われるが、失血が多く息ができないから立てないと弱音を吐く胡蝶。
「関係ありません。立ちなさい。蟲柱・胡蝶しのぶ」
倒すと決めたなら倒しなさい
勝つと決めたなら勝ちなさい
どんな犠牲を払っても勝つ
私とも、カナヲとも約束したんでしょう
倒れた胡蝶に歩み寄る童磨。
「しのぶならちゃんとやれる。頑張って」
カナエの言葉を聞き、立ち上がる胡蝶。
その姿を見て驚く童磨。
「君ホントに人間なの?」
胡蝶は血を吐き、肺からはゴロゴロと音がする。
「肺に血が入ってるから想像を絶する痛みだろう。俺がすぐにストンと首を落としてあげるから無理しないで!」
君はもう助からないよ、と笑顔を見せる童磨。
胡蝶は最後の力を振り絞って童磨の頸を狙う。
素早く四方八方に動き回り、胡蝶の攻撃が読めない童磨。
扇で斬りつけるが、捉えたのは羽織だけだった。
胡蝶は小さい体を利用し、童磨の足元・低い位置へ入り込む。
そして、勢いよく童磨の頸を突き上げる。
意表を突かれた童磨は防ぐことができず、胡蝶の刃は頸を貫くのだった。。
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