食戟のソーマ第264話「差出人:田所恵」
※2018年5月28日発売週刊少年ジャンプ26号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください。
拝啓
村のみんなへ…お元気ですか?
桜の季節も過ぎて、気持ちのいいお日様が照らすようになりました。
ここ、遠月学園では…
あの熱い連隊食戟の日々から、4か月が経とうとしている頃です。
無事に2年へ進級した創真たち。
黒木場は毎日のように葉山に食戟を申し込み、16勝17負で葉山が勝ち越していた。
そんな黒木場に食戟を申し込むアリス。こちらは19勝20負17分けで黒木場が勝ち越している。
現在は十傑第六席がアリス、第五席が黒木場、そして第四席が葉山となっていた。
一方、薊政権が崩壊し、えりな政権が誕生。歓迎する声もあったが、重鎮たちの中には遠月を薙切家に任せておくことに疑問を呈する輩もいた。
しかし、えりなは持ち前のカリスマ性でそんな不穏な空気を払拭。上に立つものとしての風格も身に着け、後継者として認められつつあった。
忙しいえりなをサポートする緋沙子。二人は今までよりもさらに仲良くなっていた。
えりなが総帥になり、創真が第一席になった時、薊政権に寝返った生徒たちは退学を覚悟していた。しかし、
「退学なんてさせない。第一席をかけた食戟は誰からの挑戦も受ける」
『楽しい楽しい”果てなき荒野”で、思う存分殴りあおうぜ!』
創真の言葉をきっかけに、食戟を断るのは遠月生の名折れだという暗黙のルールが生まれた。
誰もが自由に誰かに挑戦する世界。
それが、生まれ変わった遠月の姿だった。
卒業した先輩たちも、それぞれの道で力を発揮していた。
そして新たな総帥えりなから、ミッションを与えられた創真と第十席の田所恵。二人はとある温泉街にいた。
『きっちりと仕置きをしておかなくては。私の政権を脅かす”侵略者”たちにはね……!』
–第264話おわり–
※誤字脱字、解釈の違いはご容赦ください。
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