ハイキュー!!:第328話「負けられない戦い」
※2018年11月26日発売週刊少年ジャンプ52号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
春の高校バレー3日目。
男子準々決勝:梟谷vs貉坂
両チームとも全国屈指のエースを擁する強豪校と紹介する実況。
以前の試合で、「全部勝つ」と言い放った木兎の言葉を思い返す赤葦。
木兎もまた、以前合宿で黒尾たちに「5本の指に入るけど、3本にはギリ入れない」と言われたことを思い出す。
んぬっふっふっ
5本だの3本だの
多いわ!!
俺は
1本の指に入るエースだ!!!!
そう高らかに宣言する木兎。
「1本の指に入る」という意味不明な言葉に、会場内はざわつく。
(さすが木兎…一言で全員を混乱させてる…)
梟谷マネージャー・雀田かおりは、あまりの恥ずかしさに冷や汗をかくのだった。
【貉坂】
キャプテン(3年)桐生:WS 188cm
(2年)本渡(ほんど):WS 179cm
(3年)蝦夷田(えぞた):WS 182cm
(2年)臼利(うすり):S 182cm
(3年)猯(まみ):MB 190cm
(3年)雲南(うんなん):MB 190cm
(2年)尾新(びしん):Li 174cm【梟谷】
キャプテン(3年)木兎:WS 186cm
(3年)猿杙(さるくい):WS 181cm
(3年)木葉(このは):WS 178cm
(2年)赤葦(あかあし):S 183cm
(3年)鷲尾(わしお):MB 188cm
(1年)尾長(おなが):MB 193cm
(3年)小見(こみ):Li 166cm
貉坂セッター臼利のサーブで試合開始。
相手チームはこれまでの試合でも絶好調だった木兎を警戒してると考えた赤葦は、あえて木兎を避け尾長に打たせる。
しかし、貉坂はこの攻撃にコミットブロックで素早く反応。ボールは梟谷のコートへ落ちる。
考えすぎたと謝る赤葦に、「俺もナルホドーと思ったんだけどな」と木兎。
臼利2本目のサーブがアウトとなり、梟谷・尾長のサーブ。
桐生が拾い、臼利が上げたのは
「八(わかつ)さんっ」
桐生だった。
(くる!)
警戒する梟谷。
桐生の強烈なアタックは3枚のブロックをものともせず、梟谷のコートに突き刺さる。
「これぞ全国三大エーーーーース!」
実況の声が響く。
試合を見ていた研磨と黒尾。
研磨「貉坂のセッターって有名?」
黒尾「さあ?聞いたことねえけど」
桐生の実力を目の当たりにした赤葦は「…ふーん」と呟く。
ネットの向こうでは、貉坂の臼利がほほ笑んでいた。。
コメント