約束のネバーランド:第113話「楽園の王」
※2018年11月26日発売週刊少年ジャンプ52号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
2047年10月ーーー
とある農園に警報が鳴り響く。
「モーモタロサンモモタロサン♪オコシニツケタキビダンゴ…」
「キビダンゴって何?」
「知るかよ」
「ってか何だ、その歌」
「ん?何かァ…」
「鬼退治の歌」
4人の侵入者によって、農園は壊滅状態に。
侵入者の女「ねえ、後であいつら食っていい?」
侵入者の男1「好きにしろ。どうせよせっつってもまた食うんだろ」
侵入者の女「だってさァ、アタシらばっか食われてムカつくだろ」
「食用児(アタシら)ばっか。マジ超ムカつく」
侵入者の男1「確かにムカつく…ムカつくよなァ」
侵入者の男2「私も『ムカつく』が…他に語彙はないのか?」
侵入者の男3「あうあー…」
そんな会話をしながら、4人は量産されている食用児のもとへ。
そこにはもう一人、「ミネルヴァ」と名乗る男が立っていた。
「『悲歌慷慨』運命などに悲しみ憤り嘆くことだ」
彼らの目の前には、食用児たちが手足を繋がれ劣悪な環境で育成されていた。
「ザジ」(侵入者の男3)
ミネルヴァにそう呼ばれた男は、食用児の手枷・足枷を破壊する。
ミネルヴァ「君たちを助けに来たんだ」
しかし、装置を外せば食用児たちは死んでしまう。
ミネルヴァ「悔しいが、僕たちにできることはない。だがせめて、全員の手足の枷を外してやろう」
「次に生まれてきたときには、人間として生を全うできますように」
そういって、装置の電源を落とすミネルヴァ。
侵入者の男2「それで?この後はどうする?予定通り…」
ミネルヴァ「焼き尽くせ」
「農園は破壊する。例外なくだ」
そして、農園に火を放つミネルヴァたち。
ミネルヴァ「農園を破壊し、全食用児を解放し、この世界(ネバーランド)を終わらせる」
そして…
「私は食用児(きみたち)の楽園をつくろう」
ミネルヴァの想像の中では、たくさんの子どもたちが彼の名を呼び讃えていた。
一方、電話の相手(ミネルヴァ)からの暗号を解読するエマたち。神話の本にそって解読すると、「go to the jaw of lion(ライオンのあごへ行け)」という言葉が浮かび上がった。
「ライオンのあご」がシェルターの地図に載っていたことを思い出すエマたち。
ここから西へ10日ほど歩いた先にある荒野
この”電話の主”(ミネルヴァさん)が来いといってるのはそこだ
エマたちは「ライオンのあご」に向かうことを決める。
(ユウゴ…ルーカス…みんな)
「行ってきます!」
エマたちは最後の旅、ミネルヴァの待つ場所へと旅立つのだった。。
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