鬼滅の刃:第143話「怒り」あらすじ
※2019年1月28日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
幸せの道はずっとずっと遠くまで
続いているって思いこんでいた
破壊されて初めてその幸福が
薄い硝子の上に乗っていたものだと気づく
そして自分たちが救われたように
まだ破壊されていない誰かの幸福を
強くなって
守りたいと思った
姉とそう約束したことを思い出す胡蝶。
童磨の頸を貫いた胡蝶の刃。しかし、やはり毒は効かずに致命傷を与えることは出来なかった。
童磨は胡蝶を抱きしめ、ねぎらいの言葉をかける。
「えらい!頑張ったね!こんな弱い女の子がここまでやれるなんて」
「姉さんより才もないのによく鬼狩りをやってこれたよ。今まで死ななかったことが奇跡だ」
「君は俺が喰うに相応しい人だ。永遠を共に生きよう。言い残すことはあるかい?」
胡蝶は一言「地獄に堕ちろ」と呟く。
その時、扉を開けてカナヲが部屋に入ってくる。童磨に抱きしめられている胡蝶の姿に驚くカナヲ。胡蝶は自由に動く手でカナヲに何かを伝える。
その直後…童磨は胡蝶の体を強く圧迫し、息の根を止める。
胡蝶の手から刀が落ちる。
カナヲは叫びながら自らの刀を握りしめ、花の呼吸で童磨に斬りかかる。
カナヲの攻撃をかわした童磨。
「いやー危ない危ない。吸収してる最中に斬りかからないでおくれよ」
童磨の腕に抱えられていた胡蝶の体は、ほとんどが童磨と一体になっていた。
怒りに震えるカナヲ。だが、胡蝶から指文字で何かを伝えられていたため必死にこらえるのだった。
「いやあそれにしても今日は良い夜だなあ。次から次に上等なごちそうがやってくる」
胡蝶の髪飾りを持ち、嬉しそうに呟く童磨。
好きな人や大切な人は漠然と
明日も明後日も生きてる気がする
それはただの願望でしかなくて
絶対だよと約束されたものではないのに
人はどうしてかそう
思い込んでしまうんだ
一方、一人で移動する善逸。
「いるんだろ出てこい。そこにいるのは分かってる」
善逸の言葉に誰かが反応する。
『口の利き方がなってねえぞ。兄弟子に向かって』
そう言って姿を現したのは、鬼となった獪岳(かいがく)だった。
『少しはマシになったようだが、相変わらず貧相な風体をしてやがる』
「獪岳…鬼になったお前を、俺はもう兄弟子とは思わない」
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