鬼滅の刃:第144話「受け継ぐ者たち」あらすじ
※2019年2月4日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
建物内を義勇とともに移動する炭次郎だが、時折邪魔をするように建物が動き出す。
「気を抜くな!」
足元の襖が開き、落ちそうになった炭次郎に喝を入れる義勇。
そこへ、お札を貼ったカラスが現れ胡蝶の死を告げる。
「胡蝶シノブ死亡!上弦の弐ト格闘ノ末死亡ーー!」
炭次郎は涙を流しながら走り続けた。一方、義勇はカラスがつけているお札のようなものが気になっていた。
「しのぶが死んだ」
「他の柱は生きている。上弦と対峙したのはしのぶだけ?」
「愈史郎(ゆしろう)さんの”眼”を借りたカラスは半数に届いたかな?」
「まだです」
カラスについているお札と同じ文様の札を額につけた少年と少女が二人。
三人はどこかの屋敷で炭次郎たちが落ちた建物の間取りを描きながら彼らの動向を探っていた。
少年の名は、産屋敷輝利哉(きりや)。
わずか八歳にして産屋敷家の当主となった、産屋敷家の長男。
そして、輝利哉の後ろに控える二人の少女は妹の「くいな」と「かなた」。
父母と爆死した二人の少女は、くいなたちの姉だった。
輝利哉たちは家族の死を悲しむ暇もなく、鬼殺隊の隊士たちのために動いていた。
まだ情報が少ない中、無惨のいる場所へ炭次郎たちを誘導するよう指示を出す輝利哉。
現時点で上弦と対峙しているのは、胡蝶のもとへ向かったカナヲと、元兄弟子で上弦の陸・獪岳(かいがく)と鉢合わせた善逸のみだった。
善逸を挑発する獪岳だが、「適当な穴埋めで上弦の下っ端に入れたのがずいぶん嬉しいようだな」と返す善逸。
そして、獪岳に何故鬼になったのかと問いかける。
「アンタが鬼になったせいで、爺ちゃんは腹切って死んだ!」
元・雷柱だった善逸のおじいさんは、後継者から鬼を出してしまった責任を取って切腹をしていたのだった。
それを聞いた獪岳は「知ったことじゃねえよ!俺は俺を評価しないやつなんぞ相手にしない」と言い放つ。
だから自分の実力を正しく評価してくれた鬼の方についたのだ。散々尽くしたのに善逸と共同で後継にしたのが許せなかったと獪岳。
善逸をクズ呼ばわりする獪岳に、「俺がカスならアンタはクズだ」と返す善逸。
「壱の型しか使えない俺と壱の型だけ使えないアンタ。後継に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ」
その言葉に、「テメェと俺を一緒にすんじゃねえ!」と怒り、刀を抜く獪岳。
雷の呼吸で向かってきた獪岳に、善逸は素早く一太刀浴びせる。
「おせーんだよ クズ」
獪岳は頸から血を噴き出す。
(斬られた!速い…動きがまるで別人だ!)
驚く獪岳を憎しみのこもった目で睨みつける善逸。。
コメント