アクタージュ:第35話「秘密」
※2018年10月1日発売週刊少年ジャンプ44号掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
\前話のあらすじはこちら/

「自分はもうじき死ぬ」と巌から告白された景。
稽古を続けるが、「お母さん」というセリフを「皆」と何度も言い間違う。
ミスを自覚していない景に、集中できていないと稽古を中止する阿良也。
そして、夜凪に何をしたのかと巌に問う。
巌は新しい価値観を教えている、今は混乱しているだけだと答える。
かつてないくらい役に潜れている阿良也は、余計なことをしたら許さないと一喝する。
自分もカムパネルラも死を受け入れていると景に話す巌。
皆に嘘をつくことは辛くないのかと問う景。
芝居のためなら辛くないと答える巌。
景が巌とのミーティングを終え外に出ると、劇団の仲間たちが待っていた。
様子がおかしい景を心配し、読み合わせに付き合うと声をかける。
しかし、景は体調が悪いと断ってしまう。
その夜、景は墨字たちと食事をする。
様子がおかしいことに気づいた墨字は、泊まっていくように伝える。
眠れずに夜空を見上げる景。
そこへ墨字が現れ、巌の現状を知っていると話す。
自分しか知らないと思っていた景は安心してどうすればいいか問うが、「知らん」と一蹴される。
死ぬ前に劇団員に真実を伝えるべきだと言う景。
カムパネルラのセリフになぞらえ、巌もカムパネルラもエゴイストで似ていると墨字。
「ほんとうにいいこと」さえしてりゃ
きっとお前たちなら許してくれると信じてんだよ
巌のじいさんは
その言葉を聞いた景は
巌にとっての「ほんとうにいいこと」は
『最高の舞台を私たちに演じさせること』だと気づく。
覚悟を決めて巌とカムパネルラの「ほんとうの幸」を演じろと墨字。
『巌裕次郎になって、あの劇団を導くことがお前の最後の役作りだ』
ようやく先が見えてきたその時、巌には限界が近づいていた。。
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