約束のネバーランド:第115話「ジンとハヤト」
※2018年12月10日発売週刊少年ジャンプ掲載
この記事にはネタバレが含まれておりますのでご注意ください
『人間!!?』
なぜこんなところに人間が…と思案するレイ。
「助けなきゃ」と鬼に向かっていくエマの声でハッとする。
そして、大型の鬼に囲まれる男性2人を、間一髪のところで救出する。
「動くな」
レイは呆然と立ち尽くす男の背後から銃を突きつける。
「何者だ。ここで何してる」
敵か味方か…他の仲間の存在やラートリー家との繋がりについて考えていると、男が急に振り向き…
『ありがとうございましたァッ!』
と、勢いよく土下座をして泣き出す。
『怖かった~~!死ぬかと思った~!』
本当にありがとうございました、と礼を言いながらエマに縋りつく。
その時、もう一人の男が「オイ離れろ!命の恩人に失礼だろうが!」と制止する。
そして二人はハッとして…
『人間!!?』
かなりの時間差で驚く。それを見て
「遅ぇよ!!」
とツッコミを入れるレイたち。
『俺はジン。こっちはハヤト』
ここで何をしているのかとエマに問われ、ある人の下で任務に当たっている、と話すジン。
その時、ハヤトがエマの首にある数字に気づく。
『あ゛~~~~!!!』
と大声で叫び、「ミネルヴァの命令であなたたちを探していた」と告白する。
仲間たちのもとへ案内されたジンとハヤト。
「脱走者」を見て感動し、リスペクトしていると興奮する。
彼らのボスがミネルヴァで、食用児を解放して一大集落を築いていると説明を受けるエマ。
『ボスはすごいんです!』
たった半年でいくつもの農園を潰し、何百という食用児を救ったとハヤト。
『俺達もボスに救われた。全員…救われたんです』
彼の胸にも、食用児の刻印が入れられていた。
そして、ミネルヴァのメッセージを受けて指定された場所へ向かっているエマたちに、自分たちに案内させて欲しいと申し出る。
食糧も豊富で医療設備もあり安全だというハヤトたちの言葉に、ミネルヴァが生きていたと喜ぶエマ。
しかし、その話を聞いていたレイの表情は暗い。
「なあジン。アジトはここからどのくらいだ?」
「”キリンの首”からは近いのか?」
その問いかけに「?”ライオンのあご”ですよ?」と返すハヤト。
レイは二人が嘘をついているのでは?と疑い、試したのだった。
「疑って悪かった。ぜひ案内を頼みたい」
頼もしい味方を得て、安どするエマ。
「もうちょっとだからね」
とクリスに声をかけた時、彼の容体が悪化していることに気づく。
「このままではクリスは助からない…」
ミネルヴァのところへ到着するのは、早くても3日はかかる。
「明日の朝までもつかどうか…」
愕然とするエマに、ハヤトが声をかける。
『まだ手はあります。諦めちゃダメです』
この近くに農園がある。そこで薬を手に入れようと提案するハヤト。
『さぁ、手引きします。農園へ潜入しましょう』
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